SECOND推しててよかった話

※ツアーセットリストのネタバレだらけです

 

 

 

    およそ3年ぶりとなるEXILEの全国ライブツアー、『STAR OF WISH』の京セラドーム追加公演に行ってきた。思い返せばハイローに転がり落ちた2年前から、いつのまにかハイローに出演していない人も好きになり、EXILE THE SECONDとEXILE SHOKICHIさんに人生を彩っていただいている。セカンド単独公演はすでに何回も観に行っているが、ついに本家EXILEをこの目で見ることができた。

 

 率直かつ一番の感想として「セカンド推しててよかった~~~!!!」の一言につきる公演だった。すごく楽しかった!SECONDファンにはとてもうれしいことがたくさんの公演だったのだ。

 

 メンバー全員がEXILEに所属しているセカンドは、EXILE本体が活動休止したころから、AKIRAさんを新メンバーに迎え活動を本格的に再開させた(2年前からの後追いなので間違っているかもしれないけどおおむねの時系列は合っていると思う)。絶対的な存在であるATSUSHIさんが海外へ行き、ファンもメンバーたち自身も落ち着いてはいられない中、EXILEを途切れさせないために再開したという面も大きかったのだろう。実際、インタビューやドキュメントでセカンドメンバーが、「EXILEのため」「EXILEが復活するときに持って帰れるものがあるように」というような発言をしているのをよく目にした。そのたびに、セカンドが好きになったわたしは、メンバーに対してすごいなと思うとともに、少しさみしさも覚えた。わたしはSECONDの作品を見てSECONDを好きになったから。将吉さんがつくる心躍る楽曲にねっさんのあたたかくてパワフルな歌声が乗って、ケンチさん、啓司さん、テツヤさん、アキラさんのそれぞれまったくカラーの違うパフォーマーのダンスがぶつかってはじけるようなエネルギーが大好きになったから、彼らの本願はEXILEにあるのかと思うと一抹のさみしさがあったのだ(ただのオタクの勝手な感傷にすぎないのだが)。

 もちろん、EXILEが復活したらセカンドがなくなるというわけではなく、メンバーはことあるごとに「今後もツアーやります!」「楽しみにしていてください!」というメッセージを送ってくれていたし、そもそもEXILEの復活もハチャメチャに楽しみでしたよ!でも、たま~~~にそういうことを思うのも事実だった。

 

 わたし個人のどうでもいい話が長くなってしまった。別にそんな湿っぽい話をしたかったわけじゃない。まあ?そんな一介のオタクの感傷など??宇宙の彼方へふっとばす最高の公演だったのがSOWなわけですよ!!!!ここからが本題です!!!

 もう見ました?SOW。最高でしたよね!ここからは最高とかっこいいとかわいいしか言えません!テンションあげていくぞ~~~~!!

 

 まず開幕から!Heads or Tailsの前奏、重量感のあるシンセサイザーの音から始まった。そこにアツシさんのしなやかなフェイクが乗って、打楽器のリズムとタカヒロさんの声でさらにブーストがかかる。CDやMVで何度も聴いた大好きな部分。生で聴くともっとよかった。熱い光浴びまくりである。興奮しすぎてメンバーの皆さんがどんな衣装を着ていたとかはまったく覚えていない。ただただみんなかっこよかった。ダンスパートもMVの再現してくれて、見たかったあのチームあのダンスが見ることができた(個人的に早慶コンビのニンニン走りが正面から見られてよかった。あれいいよね)。

 そしてなにより、HoTで一番見たかったのは2番のねすきちパートだ。あのめちゃめちゃかっこいいやつ。陰から忍び寄よってくるような妖しさと鋭さをもったねっさんパート、体を大きくひらく振付で力強さとたくましさのある将ちゃんパート、最高だ…(もう隠せないので言いますが、わたしはEXILE SHOKICHIさんのことが好きすぎて将ちゃんと呼んでいます。もうダメです)。まさしく黒豹とライオン。ねすきちは最高。1番のアツシさんとタカヒロさんとはまったくちがった印象になって、よりおもしろい曲になっていると思う。4人ボーカルって最高ですね。可能性が無限大。

 熱い光に圧倒されていたらあっというまにHoTが終わってしまい、息つく間もなくPANが始まった。ツアーが始まる前に友人と、開幕はHotかPANだよね~なんてセトリ予想をしていた。HoTでぶちあげるもよし、PANフェスティバルもよしだな~なんて考えていたら、復活の号砲のあとすぐにド級の祭が始まってしまった。HoTとPANを前半後半でわけるなんて出し惜しみはしないのがLDHだ。かっこいい。わたしの感情メーターはこの時点で振り切れて壊れてしまったので、楽しかったことしか覚えていない。WON'T BE LONGとChoo Choo TRAINはイントロだけで大勝利確定みたいな強さがありますね。

 

 最初のセクションが終わってサポートダンサーさんのパートになった。レトロっぽい衣装でにぎやかな雰囲気。いったん座って気持ちを落ち着けて、こういうちょっとした幕間も楽しめるのいいな~なんて思っていたら、ひとりのダンサーが掲げたある新聞記事がスクリーンに大写しになった。一瞬、目の錯覚かと思う。なんか写真とともにSECOND is COMINGみたいなことが書かれている気がする……?考える前に声が漏れて体は立ち上がっていた。ほんとにか…?いやでもまさか…焦るなあせるな…でもまさかほんとに………………Superflyだーーーーーーーーー!!!生きててよかった~~~~~!!!!

 

 ここ最近で一番生きていた瞬間だった。スーパーフライの、ワクワクがどんどん高まっていくようなイントロとともに最高の衣装を着たセカンドが出てきた。こんなにうれしいことがあるのか…。パステルカラーのスーツはひとりずつ色が違って、大人らしい落ち着きとおしゃれさ、それにどこか茶目っ気もあって、こんなにスーパーフライに似合う衣装ある…?と思った。特にねっさんがピンクのスーツにハットだったのがとても好きだった(テツヤさんがピンクの回もあったらしい。それも見たい)。衣装のデザインをした人に賞与をあげてほしい。課金させてくれ。

 スーパーフライってほんとにいい曲だなあ。ラップみたいに跳ねたリズム、ブラスや効果音との掛け合いが気持ちいいAメロの流れに乗ってどんどん上昇していくようなBメロ、そして全員大集合で大騒ぎのサビがきて、スーパーフライ!で大団円!!なんて楽しいんだ。全人類に聴いてほしい。ダンサーソロもコーレスも全部全部たのしい。セカンドのおいしいところギュッとつめパックみたいなパフォーマンスだった。感極まってちょっと泣いた。生きててよかった。

 

 スーパーフライだけでもう一片の悔いなしってくらい満たされてしまったのに、これだけでは終わらないのだ。曲が終わるといつのまにかドラムセットがあって、将ちゃんのドラムとねっさんのギターでセッションが始まって…。もううれしすぎて爆発してしまうかと思った。まだバンド組んでた…。2017-18のR6・6ツアーでもセッションパートがあって、それがもう大好きで毎回楽しみにしてたので、また見られて本当によかった。ドーム中を交錯するレーザーがドラムやギターに反射して光って、なんてかっこいいんだ…。セカンド単独ならまだしも、EXILEのライブで、たった二人だけの楽器セッションが聴けるんですか!?こんなに幸せでいいのか!?パフォーマンスがきちんと認められたこと、そして将ちゃんもねっさんも楽しそうで堂々たる姿だったことがうれしくて、気持ちが押し寄せてしまってまたちょっと泣けた。

 でも涙目になってる場合じゃなかった。セカンドきってのブチあげアンセム『YEAH!YEAH!YEAH!』がつづけて披露される。もうチケット代の元取れるどころか札束で返ってきたくらい楽しい。勝ち確定のセトリ!超YEAH!フィーリンクレイジーのときの啓司さんはなんであんなにかわいいのか。ステージを戯れながら練り歩くメンバーを見るたび、この光景を見るために明日からもまたよく生きようと思う。

 

 

 EXILEのツアーで、セカンドだけのパフォーマンスコーナーがある。ハイロー新規で、後追いでしか知らないわたしが言えることではないけど、セカンドが繋いできたものはたしかに認められていて、それが本当にうれしかった。セカンドはEXILEで、そしてセカンドはセカンドだった!

 メンバーのみなさんがたゆまぬ努力と愛で発信してくれたものが、わたしを今日京セラまで連れてきてくれたんだなと思うと感謝しかなかった。将ちゃんは最後のあいさつで「ファンの皆さんのおかげでしかない」と言っていたけど、それはこっちの台詞ですよと思う。EXILEを発信しつづけてくれてありがとう。知らないところに連れてきてくれてありがとう。これからもきっと好きです。ありがとう!

 

 

 

 もうたのしかった気持ちしか残っていないので記憶が断片的なのだが、あとあと見返すときのために書いておこうと思う。とりあえずセカンドメンバー中心に。

 

 

・バラードセクション、天才が考えたセクションだったな…?赤の生地にきらめくビジューがクリスタルみたいにちりばめられたスーツを着て、ステージの対角線上に置かれたふたつのソファの右と左に座って歌うアツシさんとタカヒロさん。アニメのオープニングだ……!これアニメで、なんども二人が重なるけど絶対同じ椅子には座らないやつでしょ…見たことあるぞ…。

 

・『Ti amo』の選抜パフォーマーはケンチさんとナオトさん。なんかまたフェチ心をくすぐる衣装着てる…。デザイナーの人には賞与をあげてほしい。Ti amoは女性視点の曲ということもあってこの二人になったのかもしれない。ケンチさんはインパクトのある美貌かつすごく男らしい見た目なんだけど、身のこなしはどこか曲線的というかしなやかさがあるのが素敵だと思う。あとアンニュイな表情の表現がすごくうまくて、それがTi amoによく合っていて最高だった。ナオトさんはいわずもがな、なんとも、焦らすよね……。ちょっとねっとりしてて仄暗いダンスとてもよかった。

 

・『情熱の花』はアキラさんと直己さん。黒の衣装に赤のライン。そして女性ダンサーと赤いリボンで踊る…?アニメだ……(なんでもアニメのOPEDにしてしまう)。Ti amoとはうってかわって男性視点の曲で、苦悩するアキラさんと直己さんがとてもよかった。男性らしい力強さと垣間見せる弱さがにくい。最高だ。リボンの演出を考えた人には賞与をあげてほしい。

 

・『My Star』は全人類がロマンチックの天才・黒木啓司のオンナになる時間だった。ロッキーしかりMy Starしかり、啓司さんにロマンを演出させたらピカイチだと思っている。手をつなぐだけでドームを充足のため息で満たすことができるか?啓司さんにはできる。一挙手一投足に大切に気持ちがこめられていて、うっとりとする数分間だった。本当にかっこいいな…。

 

・『STYLE of 24karats』、「てっちゃんカホンできますよね? *1」だ!てっちゃんカホンもできる!!テツヤさんのカホンに加えてタップダンスまで見られてうれしかった。テツヤさんは本当になんでもできるな…。テツヤさんがよくする日本のお祭りみたいな振付あるじゃないですか。ソイヤソイヤみたいな。それをわたしや友人は「男祭り」と呼んでるんですけど、わたしが見た日はダブルピースでそれをやっててテツヤ秋のダブルピース祭りだ!と思った。

 

FANTASTICSの皆さんを初めて見た。生まれたてのボーカルを見られる機会はなかなかないので貴重な経験だった。金髪のほうのボーカルの中島さんはすごく初々しいけど肝がすわっているように見えた。パフォーマンス力・自己プロデュース力ともにあるリーダーが二人もいるので頼もしいし、楽しみだ。

 

・アツシさんの歌が終始うまかった。とろけるようだけどしなやかで縦横無尽だ。でもところどころ出るところを間違えて、まちがえちゃったエヘヘ!となっていたので、ボーカルは姫、髭はティアラっていうのは本当だったんだ!という発見があった。そのたびにタカヒロさんがキラキラの笑顔でアツシさんの方を見るので、これがアツシとタカヒロ…と思った。

 

 

 

 今が最高に楽しい!幸せ!と思った次の瞬間にさらなる幸せに塗り替えられるようなライブで、2時間半もあったはずなのに体感15分くらいで終わってしまった。次の参戦予定は11月の福岡なのだが、今から楽しみで仕方がない。早く福岡に行きたい。今回のSOWツアー、昔の名曲から現在の曲までまんべんなくあって、初心者もファンもとにかく楽しめるライブだと思うので、ぜひ全人類見てみてほしい。

EXILE THE SECONDは最高!

 

 

 

*1:「てっちゃんカホンできますよね?」とは、SECONDの3rdアルバム『Highway Star』に収録されている『On My Way』の収録前に、将ちゃんがテツヤさんに突然「てっちゃんカホンできますよね?」とカホンでの参加を無茶ブリしたエピソードのこと。このあとテツヤさんは初めてのカホンを練習し、見事習得した。詳しくはマッシュアップラジオ2018年3月25日の回を聴いてください。転じて、テツヤさんが頑張ればなんでもできてしまうことを指す。